瞳に眠る心

誰が俺の考えてる事なんか
誰が俺の本心なんか
誰が俺の求めていることなんか――

俺は孤独で生きてきた
これからも孤独で生きていく
それで誰も羨ましくは思わない
俺が決めた道だから・・・

今まで俺が信じて来た人は皆消えた
その苦しみは誰にもわからない
もう失うのは嫌だ
だから、最初から手に入れなければいい
だから、孤独で生きるんだ

誰にも俺の本心を打ち明けたりしない
俺が誰かに心を許すと
その人はきっと消えてしまうだろう
会いたいと願っても
二度と会えなくなってしまう・・・

だから
だから孤独で生きようと思っているのに

どうして・・・
どうして俺はアイツばかりを考えてしまうのだろう
もう失いたくない
俺は必死でアイツから離れようとしているのに
俺の本心は嘘をつかない
本当はアイツと一緒に話したり
友達って呼びたい
一緒に笑いたい

でもそれをしたら
きっとアイツは消えてしまう
それは・・・
それだけは嫌だ
もう失いたくない

だから本心を隠して
影からアイツを見ているしかない
それだけでいい
アイツが消えるのに比べたら
こんなの苦じゃない
元々話すのは苦手だ
だからこれでいい

なのに・・・
なんでアイツは俺に構ってくるんだ
アイツは俺に笑いかける
止めてくれ
止めてくれなきゃ
お前が消える・・・
それは嫌だ

嫌なのに俺の本心はそれを待ち望んでいる
声をかけてほしいって
一緒にいたいって
アイツが消えてしまうかもしれないのに

俺は過去に消えた大切な人を守れなかった
弱い俺には消えていくのを見ていくだけだった
所詮、俺は弱いんだ
大切な人を守れる力がないんだ

人を大切に思うなら
それを守れる力が必要なんだ
俺にはそれが欠けている
だから・・・消えていってしまうのだろうか

強くならなきゃならない
俺から俺の大切な人を奪っていく「何か」から
大切な人を守れるように

絶対に負けない
誰よりも強くなる

これが俺の強さの理由・・・
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